大学の入学式に参加することを迷っている人もいるでしょう。入学式を欠席することには、問題はありませんが、いくつかのデメリットも存在します。
この記事では、大学入学式に出席しない場合の利点と欠点を詳しくご説明します。
「入学式に行きたくない」と感じている方も多いかもしれません。このテキストを読むことで、式をスキップする際の良い点と悪い点が明確になります。
最後まで読んで、入学式の出席・不出席についての決断に役立ててください。
大学入学式出席は義務なの？
大学の入学式への出席は義務付けられていないため、出欠の確認も行われません。
用事があったり体調が優れない場合には参加できないこともありますし、単純に面倒だと感じる人もいるでしょう。
入学式は任意なので、欠席しても問題はありませんが、出席しないことによるデメリットも考えられますので、その点は注意が必要です。
欠席がもたらすさまざまな影響について、これから詳しく説明していきます。
大学入学式欠席のデメリット
新しい友人を作るチャンスの喪失
入学式はただ友達を作る機会を提供するだけでなく、学内クラブや活動への興味を持つきっかけともなります。この日には多くのクラブや団体が自己紹介を行い、新入生を勧誘します。このような情報交換の場を逃すと、興味のある活動に参加するチャンスを失ってしまうこともあります。
重要な情報の欠如
オリエンテーションでは、履修登録のほかにも奨学金の申請方法、学内の施設利用方法、重要な学内ルールやイベントの説明が行われることが多いです。これらの情報を初期段階で逃すと、後になって困惑や手間が増えることが考えられます。
一生に一度のイベントを逃す
入学式は、自分の学生生活の新しい章の開始を祝う重要な儀式です。式典自体には、学長や教職員からの歓迎の言葉があり、学生としての自覚や誇りを感じる瞬間でもあります。この大切なスタートの瞬間に参加することで、大学生活に対する意気込みが高まるかもしれません。
特別なイベントを見逃すリスク
サプライズゲストの登場以外にも、入学式はしばしば文化的なパフォーマンスや学生主導の活動が特色として含まれることがあります。これらのパフォーマンスを体験することも、大学生活の豊かな思い出となり、学び舎としての大学の雰囲気を感じる貴重な機会となるでしょう。
公式写真や記録からの欠落
入学式にはしばしば公式の写真撮影が行われ、これらの写真は後に学生記録や年鑑に使用されることがあります。欠席すると、これらの記録から自分の存在が抜け落ちてしまい、将来的に大学時代を振り返ったときの一部が欠けることになります。
学内コミュニティとの疎外感
入学式に参加することで、教職員や同級生との初めての繋がりが生まれます。出席しないことで、他の学生たちとの間に距離を感じ、コミュニティ内で孤立しやすくなるかもしれません。
学校への帰属感の欠如
入学式は、新しい学校の一員としての帰属感を育む重要な機会です。この式典を通じて、学校の伝統や文化、精神を理解し、自分がその一部であるという感覚を強く感じることができます。これを逃すと、自分がその学校の一員であるという感覚を持ちにくくなるかもしれません。
初日のスムーズなスタートの機会損失
入学式は、大学生活の「公式の開始」を象徴するイベントです。式に参加することで、学業の開始に向けて心理的な準備が整い、モチベーションが高まることもあります。このスタートの機会を逃すと、学業への取り組みがスムーズに進まない可能性があります。
大学入学式欠席のメリット
自由に使える時間が増える
入学式に参加すると、準備や移動、式自体で数時間が拘束されます。これを欠席することで得られる自由な時間は、個人的な趣味、勉強、または休息など、自分の好きなことに使えます。特に、新しい生活の準備や課題に追われる大学生にとって、この時間は非常に貴重です。
人ごみを避けることができる
大勢が集まる場所が苦手な人にとって、入学式はストレスの源になり得ます。会場への移動時の公共交通機関の混雑を避けることができるほか、大人数が集まることによる不快感からも解放されます。
退屈な儀式を省略できる
多くの入学式はフォーマルで繰り返しの内容が多く、一部の学生にとっては退屈に感じられることがあります。この時間をもっと創造的または個人的な成長につながる活動に使うことができれば、より有意義です。
移動費の節約
遠方から入学式に参加する場合、交通費がかかります。特に経済的に厳しい学生にとっては、この費用を節約し、他の必要な支出に回すことができるのは大きな利点です。
欠席の連絡は必要？
入学式を欠席する際に、連絡が必要かどうか迷うこともあるでしょう。
通常、出席は強制されていないので、特別に連絡をする必要はありません。
しかし、大学によっては「欠席する場合は事前に連絡を」というケースあります。そこで、大学からの通知やウェブサイトを事前にすることをお勧めします。
このような大学の場合、欠席時は大学へ連絡を取ることが大切です。
入学式の服装
大学の入学式にふさわしい服装については、大学や地域によって異なる場合があります。ですが、一般的にはフォーマルまたはビジネスカジュアルが推奨されます。以下に、男女別の具体的な服装のガイドラインを提供します。
男性の服装
- スーツ: 通常は無地のダークスーツが無難です。黒、紺、グレーなどが一般的です。生地は季節に合わせて選ぶと良いでしょう。
- シャツ: 白または淡色の無地シャツが基本。きちんとアイロンがかけられていることが大切です。
- ネクタイ: シンプルなストライプや無地のものを選び、全体の装いと調和させます。
- 靴と靴下: 黒またはダークブラウンの革靴が望ましく、靴下はスーツの色に合わせたものを選びます。
女性の服装
- スーツまたはドレス: 無地のスーツやシンプルなワンピースが適切です。過度に華やかなデザインや明るすぎる色は避けます。
- ブラウス: スーツの下には白や淡い色のブラウスを合わせるのが一般的です。露出が少ない、控えめなデザインを選ぶことが重要です。
- 靴: フラットシューズや低めのヒールが望ましいです。カラーは黒やネイビーが無難です。
- アクセサリー: アクセサリーは最小限にし、すっきり見えるようにするのが良いでしょう。
その他のポイント
- 身だしなみ: 髪の毛は清潔感があるように整え、メイクはナチュラルに保つことが一般的です。
- バッグ: 書類や必要な小物を入れることができるシンプルなバッグを選びます。ビジネスバッグやシンプルなトートが適切です。
私の体験談
中高大一貫教育から大学に進学でしたので、友人達がそのまま同じ大学へ進む状況でした。正直、入学式への参加にはやや消極的で、「今更入学式は必要かな？」と感じていました。
しかし、入学式当日には、サークルや部活動の紹介が行われることに興味がありました。実際に式には出席せず、どんな部活があるのか見るためだけに大学へ足を運びました。
これが思いがけず良い結果をもたらしました。入部はしなかったものの、様々な部活の先輩たちと顔見知りになり、その繋がりが後の大学生活で大いに役立ちました。特に、同じ学科の先輩から提供されたノートは、非常に価値のある情報が満載で、大学生活を有意義に過ごすのに大きな助けとなりました。
不純な動機？で足を運んだ大学の入学式でしたが、これもまた青春の良き思いでとなっています。
まとめ
この記事では、大学の入学式に参加しない時のデメリットとメリットを解説しました。入学式への参加は個人の判断によるもので、各自の事情や価値観を反映します。出席義務の有無、欠席時の連絡の必要性、そして式に出席する場合の服装についても触れています。入学式に参加する際の服装は、一般的にフォーマルまたはビジネスカジュアルが推奨されます。男性はダークスーツ、女性はシンプルなドレスやスーツが適切です。自分自身にとって最適な選択を行うことが重要です。式を欠席することに決めた場合は、大学の指示に従い、必要な手続きを忘れずに行いましょう。