ペンギンを数えるときは、「1羽」と「1匹」のどちらを使えばよいのか迷うことがあります。
ペンギンは水中を泳ぎ、空を飛ばないため、鳥として数えてよいのか疑問に感じる人もいるでしょう。
ペンギンは鳥類なので、基本的には「1羽、2羽」と数えます。ただし、日常会話では「匹」が使われることもあります。
この記事では、ペンギンの基本的な数え方と「羽」「匹」の違い、数え方が特徴的な動物について分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- ペンギンの基本的な数え方
- 「羽」と「匹」の使い分け
- 飛べない鳥の数え方
- 数え方が特徴的な動物
- 動物の助数詞で迷ったときの考え方
ペンギンの数え方は「1羽」が基本

ペンギンは鳥類に分類される
ペンギンは空を飛べませんが、鳥類に分類される動物です。
羽毛があり、卵を産み、翼にあたる部分を持っています。翼は空を飛ぶためではなく、水中を進むためのフリッパーとして発達しています。
水族館の公式解説でも、ペンギンは「空を飛ばない海鳥の仲間」と説明されています。
鳥類を数えるときは「羽」を使うため、ペンギンも次のように数えます。
- ペンギンが1羽泳いでいる
- 3羽のペンギンが岩の上に立っている
- ペンギンのヒナが2羽生まれた
作文やレポートなど、一般的な日本語表現として書く場合は「羽」を選ぶと自然です。
飛べるかどうかは数え方に関係しない
鳥を「羽」で数えるかどうかは、空を飛べるかではなく、鳥類であるかによって決まります。
ペンギン以外にも、ダチョウ、エミュー、キウイなどは空を飛べませんが、いずれも「1羽、2羽」と数えます。
ペンギンが水中を泳ぐ姿を見ても、魚と同じ数え方にはなりません。
水族館の飼育数も「羽」で表される
水族館がペンギンの飼育数や誕生を紹介するときにも、「羽」が使われています。
例えば、長崎ペンギン水族館の公式サイトでは、館内にいるペンギンの数を「約170羽」と表記しています。
「羽」は辞書上の数え方にとどまらず、実際の施設でも使われている表現です。
ペンギンを「1匹」と数えてもよい?

「匹」も数え方の一つとして使われる
ペンギンの基本的な数え方は「羽」ですが、「匹」という数え方も使われています。
数え方を扱う辞典には、ペンギンの助数詞として「羽」「匹」「頭」が掲載されているものもあります。
そのため、「ペンギンが1匹いる」と言っても、意味が通じないわけではありません。
ただし、鳥類としての一般的な数え方を尋ねられた場合は「羽」と答えるのが適切です。
文章では「羽」に統一すると分かりやすい
日常会話では「匹」が使われることもありますが、一つの記事やレポートの中で「羽」と「匹」が混在すると、表記が揺れているように見えます。
特別な理由がなければ、文章内では「羽」に統一しましょう。
- 一般的な表現:1羽、2羽
- 日常会話で使われることがある表現:1匹、2匹
- 作文やレポートで選びたい表現:1羽、2羽
迷ったときは「羽」を使えば、ペンギンが鳥類であることも伝わります。
なぜ動物によって数え方が違うの?

日本語では助数詞を使い分ける
日本語では、物や生き物を数えるときに「個」「本」「枚」などの助数詞を使います。
動物に使われる主な助数詞には、次のものがあります。
- 羽
- 匹
- 頭
- 尾
- 杯
どの助数詞を使うかは、動物の分類や大きさ、昔からの慣用などによって異なります。
鳥類には「羽」、一般的な動物には「匹」、大型動物には「頭」が使われるのが基本的な目安です。
一つの動物に複数の数え方がある
助数詞には、一つの動物につき一種類だけという厳密な決まりがあるわけではありません。
動物の状態や扱われる場面によって、数え方が変わる場合があります。
例えば、魚は生きている状態では「匹」、漁獲数や商品として扱う場面では「尾」と表現されることがあります。
ペンギンに「羽」と「匹」の両方が使われることがあるのも、このような助数詞の幅によるものです。
ペンギン以外の変わった動物の数え方
ウサギは「匹」と「羽」
ウサギは「1羽、2羽」と数えることで知られていますが、現代では「1匹、2匹」が一般的です。
国語辞典には「羽」と「匹」の両方を掲載しているものがあります。一方、教科書では動物一般に使う「匹」が採用されています。
そのため、現在の使い分けは次のように考えるとよいでしょう。
- 通常の文章や会話:匹
- 昔からの慣用表現:羽
「羽」という数え方も誤りではありませんが、鳥類だから「羽」なのではありません。
イカやタコは「杯」
イカやタコには、「1杯、2杯」という特徴的な数え方があります。
生き物として話すときには「匹」、漁獲物や食材として扱うときには「杯」が使われるなど、場面によって数え方が変わります。
例えば、水槽の中にいるタコは「1匹」、店頭に並ぶイカは「1杯」と表現できます。
大型の動物は「頭」
牛、馬、ゾウ、キリンなど、体の大きな動物には「頭」が使われます。
- 牛が3頭いる
- 馬を2頭飼育する
- ゾウの赤ちゃんが1頭生まれた
クジラやイルカは海に生息していますが、魚類ではなく哺乳類です。報道や調査では「頭」と数えられることが多くあります。
魚は「匹」と「尾」
魚は、一般的な会話では「匹」、漁業や釣果などでは「尾」と数えることがあります。
- 金魚を3匹飼っている
- マグロを10尾水揚げした
同じ魚でも、ペットとして見るのか、漁獲物として扱うのかによって助数詞が変わります。
動物の数え方一覧
| 動物 | 基本的な数え方 | ほかに使われる数え方 |
| ペンギン | 羽 | 匹 |
| ダチョウ | 羽 | - |
| ウサギ | 匹 | 羽 |
| 犬・猫 | 匹 | - |
| 牛・馬 | 頭 | - |
| ゾウ・キリン | 頭 | - |
| クジラ・イルカ | 頭 | 匹 |
| 魚 | 匹 | 尾 |
| イカ・タコ | 匹 | 杯 |
表にある数え方は、場面によって使い分けられることがあります。
学校の作文や一般向けの文章では、それぞれの動物に最もよく使われる助数詞を選び、同じ文章内で表記を統一しましょう。
ペンギンの数え方に関するよくある質問
まとめ
ペンギンは空を飛べないため、「鳥なのに羽で数えるの?」と疑問に思われることがありますが、生物学上は鳥類に分類されるため、一般的には「1羽、2羽」と数えます。
日常会話では「匹」が使われることもありますが、図鑑や学校教材、水族館などでは「羽」が基本です。
また、日本語の助数詞は動物の種類だけでなく、昔からの慣習や文化も影響しています。
ウサギを「羽」、イカを「杯」、牛を「頭」と数えるように、動物ごとに異なる数え方を知ると、日本語の面白さも感じられるでしょう。
迷ったときは、まず「鳥なら羽」「大型の哺乳類なら頭」「小型の動物なら匹」を目安に考えると、多くの場面で自然な表現ができます。
