
「自由研究って、何をやればいいの?」
そんな声が、毎年この時期になるとおうちの中から聞こえてきますよね。特に小学校低学年の子どもたちにとっては、「工作や実験はちょっとむずかしそう…」「道具もそろっていないし…」と不安になることも。
でも大丈夫!
自由研究に必要なのは、“何かを体験して、考えて、まとめる”こと。実は、身の回りのことをじっくり観察したり、比べたりするだけでも立派な自由研究になるんです。
この記事では、工作や実験なしでもできる、小学生低学年向けの自由研究アイデアを10個厳選してご紹介します。
どれもおうちで完結できて、道具も特別なものは不要♪
絵や言葉でまとめるだけで、先生もびっくりの素敵な自由研究が完成しますよ。
この記事でわかること
- 小学校低学年の自由研究に適した“工作なし”テーマ
- テーマの選び方と進め方のコツ
- 実際のまとめ方(ノート・模造紙の使い方)
- 保護者が最低限サポートするポイント
- 誰でもできる「観察・記録・体験型」アイデア集
低学年でもできる「工作なし」自由研究って?
「自由研究=工作」と思っていませんか?
実は、何かを作らなくても、身の回りのことをじっくり観察したり、比べたり、まとめたりするだけで立派な自由研究になるんです。
特に小学校低学年のうちは、「好きなことを調べて、気づいたことを自分の言葉でまとめる」ことが大切。
難しい実験や図工スキルは必要ありません。むしろ、楽しく取り組めるテーマの方が、子どもにとっても充実感のある研究になります。
おうちでできて、準備も簡単。工作がちょっと苦手でも「これならできる!」と思える自由研究のアイデアを、これからたっぷりご紹介していきますね♪
選ぶときのポイントと親御さんへのアドバイス
どんなテーマを選ぶかはとても重要。でも、低学年のお子さんにとっては「何を選べばいいの?」と迷ってしまうこともあります。
そこで大事なのが、“やってみたい”気持ちがわくかどうかという視点です。
テーマを選ぶときのコツ
- 「好きなこと」「気になること」から始める
- 家の中でできるもの/準備が少ないものを選ぶ
- 自分の言葉や絵で表現しやすいテーマを選ぶ
保護者ができるサポートは?
- 最初のテーマ選びに一緒に付き合う
- 記録や写真をとるときに少しだけ手助け
- まとめ方のヒントを優しくアドバイス
工作や実験が苦手でも、「できた!」「わかった!」という成功体験が大切。
自由研究は、“親子で一緒に楽しく取り組めるミニプロジェクト”と考えると、グッと気がラクになりますよ♪
① 色さがし!家の中の色を記録しよう
おうちの中をぐるっと見回して、「赤いもの」「青いもの」「黄色いもの」…と色をテーマにした自由研究もおすすめ。
子どもが大好きな「探しっこ遊び」感覚でできるので、楽しみながら自然と観察力が育ちます✨
やり方のポイント
- 画用紙やノートに、「赤」「青」「黄」などの色別コーナーを作る
- 家の中でその色のものを見つけて、絵やシールで記録
- いちばん多かった色や、見つけた物の種類をまとめる
例えば、「おうちの中で赤いものは10こ、青いものは5こだったよ!」など、数の比較や分類にもつながります。
さらに、「どこにその色が多かったか?」まで考えられると、立派なまとめになりますよ♡
② 食べ物のパッケージ比べ
普段よく食べるおやつやごはんの「パッケージ(包み紙や箱)」にも、実はたくさんの発見が詰まっています!
お菓子やジュースなどを2〜3種類選んで、形や色、字の大きさ、イラストの使い方などを比べてみましょう。
やり方のポイント
- 好きなお菓子や飲み物をいくつか選ぶ
- パッケージをよく見て、似ているところ・ちがうところを見つける
- 「どの色が多い?」「大きく書かれてる言葉は?」などを記録
たとえば、「チョコレートは茶色が多い」「ジュースには果物の絵がある」など、子どもならではの気づきが研究として生きてきます♪
最後に「どれがいちばんわかりやすいパッケージだった?」など、自分の考えを一言加えるとさらに自由研究らしくなりますよ♡
③ 1週間の天気と服装の記録
お天気と毎日の服装を記録して、**「どんな日にどんな服を着たか?」**を調べるのも、低学年にピッタリの自由研究です。
特別な道具はいらず、ノートとペンだけでOK!
やり方のポイント
- 1週間、毎朝の天気と気温をチェック
- その日に着た服を絵や言葉で記録
- 暑い日・涼しい日・雨の日などでどんなちがいがあるかをまとめる
天気のマーク(☀️🌧️⛅️など)を使ったり、洋服の絵を描いたりすると楽しく記録できます♪
「晴れた日は半そでが多かったよ」「雨の日は長ぐつをはいた」など、体感と観察をつなげる力が自然と身につきますよ。
④ おうちにある「○○」を集めて比べる
家の中にある“同じジャンルのもの”を集めて、「比べる」ことがテーマの自由研究も人気です。 比べるものはなんでもOK!たとえば…
比べるアイデア例
- 歯ブラシ(毛のかたさ・長さ・色)
- スプーン(大きさ・形・素材)
- はがき・封筒(サイズ・色・イラスト)
- のり(液体・スティック・テープタイプ)
やり方のポイント
- 3〜5個の「同じ仲間のもの」を集める
- どんなところが同じ?どんなところがちがう?を表にまとめる
- 自分が「使いやすいと思ったもの」はどれ?など考察を加える
分類・比較・気づき→考える力が一通りそろう、実はとても“学びが深い”テーマなんです✨
⑤ 自分の持ち物を調べてマイ図鑑を作ろう
ランドセルの中やお部屋にあるお気に入りの持ち物を使って、「自分だけの図鑑」をつくる自由研究もおすすめです。
絵や写真で記録していくことで、モノを見る力・まとめる力・表現力が自然と育ちます。
やり方のポイント
- 文房具、バッグの中、よく使うものなどから10こ選ぶ
- 名前・使う場面・好きなところなどを書いて紹介
- 絵を描いたり、表にしたりして図鑑風にまとめる
たとえば「青い消しゴム:においがいい/よく消える」など、子ども目線のコメントが自由研究の味になります。
最後に「いちばんのお気に入りはどれ?」といった感想を添えると、作品に個性が光りますよ♪
⑥ におい調べ!どれが好き?苦手?
「におい」も立派な研究テーマになります!
家にある食べ物・せっけん・香り付きの文具などを集めて、どんなにおいがするか/どれが好きか/何に似ているかを記録してみましょう。
やり方のポイント
- においをかいで、言葉で表す(あまい・すっぱい・ふしぎ…)
- 似たにおいのものをグループ分けしてみる
- 好きなにおいランキングをつける!
家族ににおいをかいでもらって、「だれがどれを好きだったか」を表にしてもOK!
五感を使った自由研究は、低学年にぴったりのテーマです♡
⑦ 絵本・アニメのキャラまとめノート
大好きな絵本やアニメを題材にする自由研究も◎!
「登場人物」「お話の流れ」「場所」などを調べて、図やマップにしてまとめると、楽しく取り組めて発表しやすいですよ♪
やり方のポイント
- キャラクターの名前と特徴を書く
- お話のはじまり→なか→おわりを絵で描く
- 「このキャラがすきな理由」など感想を添える
「自分が1番好きな場面をえらんで、その理由を説明する」など、自分らしい視点を入れると、先生も思わずニッコリ!
書き写すのではなく、自分の言葉でまとめることが大切です♪
⑧ 1日の生活リズムを調べてグラフに
毎日の生活の中で、「何をどれくらいしてるか?」を調べるだけでも、立派な自由研究になります。
たとえば「ごはんの時間」「テレビを見る時間」「お風呂の時間」などを時計で記録→グラフにまとめるだけでOK!
やり方のポイント
- 1日のスケジュールを1時間ごとにメモ(朝〜夜)
- 同じようなことをまとめて色分け
- 円グラフや棒グラフで表現してみよう!
「ねてるじかんがいちばんながかった!」「あそぶじかんがすくなかった」など、自分で気づいたことを書くだけで“考察”になります。
さらに1週間つづければ、“データ研究”としても十分な内容に♪
⑨ おうちの中の「音」を探してみよう
目で見るだけじゃなく、耳で感じたことをまとめる自由研究もユニークでおすすめです!
おうちの中のいろんな場所で、どんな音がするかを集めて分類してみましょう♪
やり方のポイント
- 朝・昼・夜に分けて「どんな音がするか」書き出す
- 音の大きさ・におい・気持ちなどをコメント
- 音を「人の声」「家電」「外の音」などに分けても◎
たとえば、「冷蔵庫はブーンって言ってた」「お皿の音がカチャカチャした」など、子どもらしい感性が光るテーマになりますよ♡
⑩ 家族に聞いてみた!アンケート自由研究
工作や観察が苦手なお子さんには、“家族に聞いてまとめる”自由研究もピッタリ!
質問を考えて、アンケートをとって、結果をまとめるだけで、**立派な「調査研究」**になります♪
やり方のポイント
- テーマを決めて、3〜5個の質問を考える
- 家族にインタビューして記録(メモや絵もOK)
- 回答をグラフや表にしてまとめる
質問の例:「すきなごはんは?」「小さいときにすきだったあそびは?」「学校のなつやすみの思い出は?」など
子どもが自分で質問を作ることが大切なので、少し時間をかけてもOKです♡
よくある質問とこたえ(FAQ)
まとめ:工作なしでも“学びと気づき”はたっぷりある!
「自由研究=作る・実験する」だけじゃない!
実は、観察したり調べたりするだけで、子どもならではの感性や視点が活きる素敵な研究テーマがたくさんあるんです。
今回紹介したテーマはどれも、
✅ 家の中でできる
✅ 道具なし/特別な準備いらず
✅ 自分の言葉や絵で表現できる
という3つのポイントをしっかりおさえています。
まずは「これやってみたい!」と思えるテーマを1つ見つけて、楽しく進めていってくださいね。
自由研究は“じゆうに研究”していいんです♡