年末が近づくと、豪華なお歳暮のギフトが届く季節ですね。その中でも特に人気が高いのが「ハム」。食卓に出すだけで華やかさが増し、手軽に楽しめるのが魅力です。しかし、いただいたハムをどのように食べればもっと美味しくなるのか、悩んだ経験はありませんか?この記事では、お歳暮でいただくハムを存分に楽しむためのポイントやおすすめのメニューをご紹介します。手軽にそのまま食べる方法から、一手間加えて特別感を演出するレシピまで、ぜひ参考にしてみてください!
年末ギフトのハムはそのままでも安全に食べられる?
お歳暮で届くハムは、そのまま食べても問題なく楽しむことができます。なぜなら、ハムは製造過程でしっかりと加熱処理されているからです。製品ごとに製法は異なりますが、多くの場合、燻製の段階でハムの中心部まで十分に火が通っています。そのため、見た目が少し生っぽく感じられる厚切りのハムでも、安心してそのまま食べることができます。
実際に、届いたばかりのハムをそのままスライスして食べる方も多く、料理をする時間がないときには特に便利です。最初は少し躊躇するかもしれませんが、一度試してみると、その美味しさに驚くことでしょう。
さらに、ハムを軽く加熱することで、風味が引き立ち、脂が溶け出してジューシーさが増します。燻製製品の独特な香ばしさが際立ち、甘みも強調されるため、より一層の美味しさを楽しむことができます。そのまま食べるだけでなく、加熱して香りや旨味を引き出す方法もぜひ試してみてください。
ハムを活用した美味しいレシピ
ただそのまま食べるだけではもったいない!お歳暮でいただくハムをもっと楽しむために、簡単で美味しいアレンジレシピをご紹介します。日本らしい味わいの炊き込みご飯や、外国の伝統料理をアレンジした一品など、家庭で手軽に試せるアイデアが満載です。普段の食卓をちょっと特別にしてみませんか?
日本
お歳暮でいただくハムは、日本の伝統的な家庭料理とも相性抜群です。そのまま食べるだけでなく、和の食材や調味料を活かしてアレンジすれば、新しい発見があるかもしれません。ここでは、ハムを活用した炊き込みご飯や、シンプルながら風味豊かな和風の一品をご紹介します。
ハムと野菜の炊き込みご飯
材料(4人分)
- ブロックハム:150g
- にんじん:1/2本
- しいたけ:2枚
- 米:2合
- 醤油:大さじ2
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- だし:2カップ
- ハムを1cm角程度のサイコロ状に切る。にんじんとしいたけも同じくらいの大きさにカット。
- 米を洗って炊飯器に入れ、調味料とだしを加える。
- カットした具材を上にのせて炊飯器で炊く。
- 炊き上がったら軽く混ぜて器に盛り付ける。
ハムカツ
材料(2人分)
- 薄切りハム:4枚
- 薄力粉:適量
- 溶き卵:1個分
- パン粉:適量
- 揚げ油:適量
- とんかつソース:お好みで
- ハムを2枚重ねてセットにし、薄力粉をまぶす。
- 溶き卵にくぐらせ、パン粉をまぶす。
- 中温の揚げ油で表面がきつね色になるまで揚げる。
- 油を切り、お好みでソースをかけて召し上がれ。
ドイツ
ハムといえば、やはりドイツが本場。濃厚なハムの風味を最大限に引き出すレシピが多く、家庭料理にもよく登場します。ここでは、ドイツならではの素材を組み合わせたグラタンや、クリーミーで食べ応えのある一品をお届けします。
ハムとポテトのグラタン
材料(2人分)
- ブロックハム:100g
- じゃがいも:2個
- 生クリーム:200ml
- チーズ(ピザ用):適量
- 塩・こしょう:適量
- ナツメグ(あれば):少々
- じゃがいもを薄切りにし、さっと茹でておく。
- ハムを薄切りまたは短冊切りにする。
- 耐熱皿にじゃがいもとハムを交互に重ねて入れる。
- 生クリームを塩・こしょう(お好みでナツメグ)で味付けし、皿に注ぐ。
- チーズをたっぷりのせ、200℃のオーブンで15〜20分焼く。
ハムとそら豆のクリームソテー
材料(2人分)
- 生ハムまたはシュヴァイネハム(スモークハム):80g
- そら豆または枝豆:150g(皮をむいた状態)
- 玉ねぎ:1個(スライス)
- 生クリーム:100ml
- バター:10g
- 塩・こしょう:適量
- パセリ(みじん切り):適量
- そら豆(または枝豆)は茹でて皮をむいておく。
- フライパンにバターを熱し、玉ねぎを透明になるまで炒める
- 一口大に切ったハムを加えて軽く炒める。
- そら豆を加えてさらに炒め、生クリームを加えてひと煮立ちさせる。
- 塩・こしょうで味を調え、パセリを散らして完成。
イタリア
イタリア料理に欠かせないハムは、そのままでも、料理に使っても風味豊か。素材を引き立てるシンプルな使い方が特徴です。今回は、ハムを使ったカプレーゼ風サラダや、パスタを主役にしたアレンジをお試しください。
ハムとリコッタチーズのパスタ
材料(2人分)
- ブロックハム:80g
- パスタ(スパゲッティ):200g
- リコッタチーズ(または生クリーム):100g
- オリーブオイル:大さじ1
- にんにく:1片
- 塩・こしょう:適量
- ハムを薄切りにしてから細切りにする。
- フライパンにオリーブオイルとみじん切りのにんにくを入れ、香りが立ったらハムを炒める。
- 茹でたパスタをフライパンに加え、リコッタチーズと少量の茹で汁を混ぜて絡める。
- 塩・こしょうで味を調えて完成。
ハムとモッツァレラのサラダ(インサラータ・カプレーゼ風)
材料(2人分)
- ブロックハム:100g
- モッツァレラチーズ:100g
- トマト:2個
- バジルの葉:適量
- 塩・こしょう:適量
- オリーブオイル:大さじ2
- バルサミコ酢(お好みで):小さじ1
- ハムは薄切りにし、一口大にカットします。
- トマトとモッツァレラチーズを同じ大きさにスライスします。
- お皿にトマト、モッツァレラ、ハムを交互に並べます。
- バジルの葉をトッピングし、オリーブオイルを回しかけます。
- お好みでバルサミコ酢を加え、塩・こしょうで味を調えたら完成です。
ポイント
このレシピは、イタリアのカプレーゼをハムでアレンジした一品です。簡単に作れるのに華やかで、おもてなしにもぴったりです。新鮮なトマトとモッツァレラが、ハムの塩気と絶妙にマッチします!
アメリカ
アメリカでは、ハムは手軽で便利な食材として愛されています。特にホームパーティーや休日のブランチにぴったりのキャセロールや、チーズたっぷりのホットサンドなど、ボリューム満点のレシピを試してみましょう。
ハムと卵のキャセロール
材料(4人分)
- ブロックハム:150g
- 卵:4個
- 牛乳:200ml
- 食パン:4枚
- チーズ(お好みで):適量
- 塩・こしょう:適量
- ハムを1cm角程度に切る。食パンも同じサイズにカット。
- ボウルに卵を割り入れ、牛乳、塩・こしょうを加えて混ぜる。
- 耐熱皿にパン、ハム、卵液を順番に重ねる。お好みでチーズを上にのせる。
- 180℃のオーブンで20分程度焼く。
ハムとチーズのホットサンド
材料(1人分)
- スライスハム:2枚
- チーズ(スライスまたはとろけるタイプ):2枚
- サンドイッチ用食パン:2枚
- バター:適量
- 食パンにバターを薄く塗る。
- 食パンの片面にハムとチーズを挟む。
- フライパンを中火で熱し、バターを少量溶かす。
- サンドイッチを両面こんがり焼き、チーズが溶けたら完成。
フランス
フランス料理では、ハムを使った上品で香り豊かなメニューが数多く存在します。特にキッシュやグラタンなど、ハムの旨味を引き出しつつ、クリーミーで贅沢な味わいを楽しめる一品は特別感たっぷりです。ここでは、家庭でも手軽に作れるフランス流のハムレシピをご紹介します。
ハムとチーズのキッシュ
材料(18cmの型1台分)
- ブロックハム:100g
- パイシート:1枚
- 卵:2個
- 生クリーム:100ml
- 牛乳:50ml
- チーズ(グリュイエールチーズがおすすめ):50g
- 塩・こしょう:適量
- ハムを角切りにする。
- 型にパイシートを敷き詰め、フォークで数箇所穴を開ける。
- 卵、生クリーム、牛乳を混ぜ、塩・こしょうで味を調える。
- ハムとチーズを型に均等に散らし、卵液を流し込む。
- 180℃のオーブンで30分程度焼く。
クロックムッシュ
材料(2人分)
- ハム:4枚
- グリュイエールチーズまたはピザ用チーズ:50g
- 食パン:4枚
- ホワイトソース(市販品でも可):100g
- バター:適量
- 食パンにホワイトソースを塗り、ハムとチーズを挟む。
- 表面に再びホワイトソースを薄く塗り、チーズをのせる。
- オーブントースターまたはグリルで表面がこんがりするまで焼く。
ハムを贈る伝統的な理由
お中元やお歳暮でハムが人気のギフトとされるには、その背景に深い歴史的な意味があります。古くから高級食品とされているハムは、感謝の意を表現するのにふさわしいアイテムとされています。特に明治時代、ある実業家によって明治天皇へ献上されたことは広く知られており、このエピソードがハムを一層特別な贈り物としての地位を確立させました。また、ハムは長期に渡って保存が可能で、開封後すぐに食べることができる利便性もあります。そのため、お中元やお歳暮として好まれる理由としては、多くの人に愛されるその味の良さと合わせ、理想的な贈答品とされています。
ハムギフトをもっと楽しむユニークな方法
高級なハムギフトは、ちょっとした工夫でさまざまな楽しみ方が可能です。ハムギフトを受け取ったら、以下の方法で新たな美味しさを探求してみましょう。
種類別の味わい比較
通常、ハムギフトにはさまざまなタイプのハムが含まれています。それぞれのハムをじっくり味わい、その特徴を比較することができます。セットに含まれるソーセージや他の加工肉との味比べもおすすめです。これらの豪華な食材を特別な機会にじっくり堪能するのが一番です。
大量のハムを活用した料理アイデア
届いたハムを使って、普段では考えられないほど豪華な料理を試してみるのも一つの方法です。ハムをたっぷり使った丼ものや、サンドイッチにたっぷりと挟むことで、非日常的な食体験を楽しむことができます。
調理法の変化で楽しむ新しい食感と風味
ハムギフトを異なる調理法で試すことにより、その食感や風味の変化を楽しむことができます。ハムを焼いたり、揚げたりして、その状態とは異なる美味しさを引き出してみてください。ハムの量が多ければ多いほど、さまざまなレシピを試して新しい楽しみ方を発見するチャンスです。
これらの方法でハムギフトを最大限に活用し、新しい味わいの発見を楽しんでみてください。
まとめ
年末に届くお歳暮の中でも特に人気のあるハム。そのままでも美味しいですが、さまざまなアレンジを加えることでより豊かな食体験が楽しめます。本記事では、ハムを活用した国別のレシピを紹介し、お歳暮としてのハムが選ばれる歴史的背景や、ハムギフトを楽しむためのユニークな方法を探ります。手軽に楽しめる食材として、また特別な日のメニューとして、ハムを存分に活用しましょう。