
「自由研究ってなにをやったらいいの?」
毎年悩むテーマ選びですが、小学校低学年のお子さんには、“作って楽しい・見てわかる”工作テーマがぴったりです。
特に、軽くて加工しやすい発泡スチロールは、はさみや100均の道具でも扱えるので、工作初心者さんにもおすすめ!
この記事では、発泡スチロールを使った簡単な工作を自由研究としてまとめる方法をご紹介します。
乗り物やおうちの模型、自由な造形など、アイデア次第で世界が広がりますよ♪
この記事でわかること
- 小学生低学年でもできる発泡スチロール工作のアイデア
- 必要な材料や道具(100均で揃うもの中心)
- 自由研究としてまとめる方法
- 安全に作業を進めるための注意点
- 実際の声・よくある質問への答え
発泡スチロールってどんな素材?
発泡スチロールは、白くて軽く、ふわふわした感触が特徴のプラスチック素材です。よくお店で商品を保護する梱包材や、お弁当の容器としても使われていますよね。
小学生にも扱いやすい工作素材
実はこの発泡スチロール、はさみやカッターでも簡単に切れるうえに、接着剤や絵の具とも相性がよく、工作にはとても便利な素材なんです。
特に小学生低学年にとっては、「軽い」「加工しやすい」「安全性が高い」ことが大きなメリット。
少しの工夫で立体的な作品が作れるため、自由研究のテーマとしてもぴったりですよ。
自由研究に向いている理由とは?
「発泡スチロールって、自由研究になるの?」と思われるかもしれませんが、答えはYES!
その理由は、“観察・制作・まとめ”の3ステップがしっかり体験できるからです。
楽しみながら学べる「体験型」テーマ
自由研究で大切なのは、「自分の手でやってみて、気づいたことをまとめる」こと。
発泡スチロールを使った工作は、切る・貼る・組み立てるといった作業が中心なので、子ども自身が楽しみながら取り組むことができます。
また、「うまく切れなかった」「形がずれた」「こうしたらもっとよかった」という失敗や工夫も、立派な研究の材料になります。
結果よりも“どう作ったか”“なにを感じたか”を記録することが、自由研究としてのポイントになりますよ♪
どこで手に入る?素材と道具の準備
発泡スチロールを使った工作は、材料費も少なくて済むのが嬉しいポイント。多くは家庭にあるもので代用できますし、100円ショップを活用すればほぼ揃います。
必要なものとおすすめ購入先
✔ 主な材料:
- 発泡スチロール板(100均、ホームセンター)
- 発泡スチロールのトレー(食品トレーを再利用してもOK)
- はさみ or 安全カッター(ダイソー、セリアなどで販売)
- 木工用ボンド、グルーガン
- 絵の具やマーカー、シール、折り紙などの飾り素材
✔ あれば便利:
- 発泡スチロール用ホットカッター(300円程度/ダイソー)
- 定規、コンパス、型紙(形を整えるのに◎)
道具の使い方は後述しますが、低学年のお子さんには安全性を最優先で選ぶことが大切です。特にカッター類は、大人が一緒に扱うようにしましょう。
初めてでも安心!簡単な切り方と形の作り方
発泡スチロールはとても柔らかい素材なので、初めて工作に取り組むお子さんにも扱いやすいのが特徴です。ただし、きれいに切るにはちょっとしたコツがあります。
小学生でもできる!簡単な加工方法
- はさみを使うときは、ゆっくりていねいに
→ 無理に力を入れると“ボロッ”と崩れるので、少しずつ切るのがポイントです。 - カッターを使う場合は、必ず大人と一緒に
→ 手元に気をつけながら、1回で切ろうとせず「スーッ」と数回に分けて。 - 曲線を切りたいときは型紙を使うと便利
→ 紙に形を書いてハサミで切り、その型に沿ってスチロールを切るとバランスよく仕上がります。 - ホットカッターがあると、もっとスムーズ!
→ 熱で溶かしながら切るので、断面がきれい。100均で買えるので大人と一緒に使うと◎
とにかく大事なのは、「ゆっくり・焦らず・丁寧に」。
それだけで、作品の完成度がぐんとアップしますよ♪
作ってみよう!発泡スチロールのくるま
まずは、工作の定番で子どもに大人気の「くるま」を作ってみましょう!
シンプルな形なので、設計も切り出しも簡単。好きな色を塗ったり、乗れる人形を作って乗せたり、自由度が高くて楽しいテーマです。
作り方の基本ステップ
準備するもの:
- 発泡スチロール板
- ペットボトルキャップ(タイヤ用)
- 竹串 or ストロー(車軸)
- 木工用ボンド
- 絵の具やシールなどの装飾素材
作り方の流れ:
- 発泡スチロールを長方形に切って車の本体を作る
- 底にストローを通して軸を設置
- 両端にキャップをつけてタイヤにする(回るように調整)
- 好きな色や模様をつけて仕上げる
工作としての達成感が大きいので、自由研究の「作品見せ」にもピッタリ!完成後に走らせてみると、より楽しめます♪
おうちの模型にチャレンジしてみよう
自由研究でちょっとステップアップしたいなら、「おうちの模型」がおすすめです。
建物の形にカットして組み立てることで、空間構成力や図形感覚を自然に育むことができます。
模型づくりのポイント
準備するもの:
- 発泡スチロール板(厚めがおすすめ)
- 定規、鉛筆、カッター(大人がサポート)
- 木工用ボンド
- 屋根用に厚紙や折り紙
- 色ペンやスタンプなど装飾グッズ
作り方の流れ:
- 家の壁になる部分(4枚)と屋根のパーツを設計図通りにカット
- 立体になるようにボンドで接着
- 窓やドアを描いたり、紙で貼ったりしてデコレーション
- 屋根を貼って完成!
おうちを作ったあとは、「家族の部屋をどう配置するか」などを一緒に考えて、写真と一緒にまとめれば立派な自由研究になります♪
好きな動物やキャラクターを作ってみよう
自由研究をより楽しくするには、「自分の好きなもの」をテーマにするのが一番!
発泡スチロールなら、動物やキャラクターなど、立体的な形にも挑戦しやすいですよ♪
好きなものを形にするワクワク体験
- おすすめのテーマ例:
ネコ・ウサギ・パンダなどの動物/ポケモンやアニメのキャラ(著作権に配慮して“自分風”に) - 作り方のポイント:
胴体や顔、耳などのパーツをバラバラに作り、最後に組み立てて接着。丸い形はボール状に削るよりも、角を落として“それっぽく”すると簡単です。 - まとめ方:
「どうやって形を決めたのか」「どこが難しかったのか」などを、子どもの言葉で書くと自由研究らしさが出ます。
発泡スチロールは失敗してもやり直しがしやすいので、安心してトライできますよ!
色を塗る・飾るときのコツ
作品をもっと素敵に仕上げるには、「色」と「飾り」の工夫がカギになります。
ただし、発泡スチロールは一部のペンや塗料に弱いため、使える道具を選ぶことがポイントです。
塗装と装飾のポイント
- おすすめの道具:
水性絵の具/アクリル絵の具/クレヨン/シール/折り紙/マスキングテープ - NGなもの:
油性ペンやスプレー塗料 → 発泡スチロールが溶けてしまうことがあるので注意! - 塗り方のコツ:
絵の具は少し水で薄め、筆で“ポンポン”と叩くように塗るとムラになりにくく、きれいに仕上がります。 - 乾かす時間をしっかり取ることも大切。完全に乾いてから次の作業へ進みましょう♪
絵を描くのが苦手な子でも、シールやマスキングテープで“かわいくデコる”だけで、オリジナリティあふれる作品になりますよ♡
作品を自由研究としてまとめるには?
「作って終わり」ではなく、「どうやって作ったか」「なにが大変だったか」「どう思ったか」を記録にまとめることで、立派な自由研究になります。
まとめ方の基本構成
- テーマ:「発泡スチロールで〇〇を作ったよ」
- きっかけ: なぜそれを作ろうと思ったのか
- 準備: 用意したもの
- 作り方: 作業の流れを写真付きで説明
- 工夫したこと/難しかったこと
- 完成写真+感想(子どもの言葉)
自由研究ノートや、A4用紙を数枚ホチキスでとめたものでもOK。
工作と合わせて「まとめ方」までしっかり取り組むと、ぐっと見栄えも評価もアップします♪
写真や言葉でまとめる工夫
せっかく頑張って作った作品。自由研究としてまとめるときに写真やコメントを加えるだけで、ぐっと見やすくなります。
低学年の子どもでも、簡単な言葉で十分伝わりますよ♪
わかりやすく伝えるためのポイント
- 工程ごとに写真を撮っておく
→ 「はじめ」「つくっているところ」「できあがり」の3カットがあればバッチリ! - ふきだしで気持ちを表現
→ 「ここがむずかしかったよ」「すごくたのしかった!」など、子どもの言葉をそのまま添えて◎ - 手書きの説明やイラストも◎
→ 「なぜこの形にしたのか?」「どうやってくっつけたか?」などを、絵や図で伝えると分かりやすい - シンプルでOK!でも「自分らしさ」を入れてみよう
→ 色やフォントを変えたり、好きなシールを貼るのもOK。楽しんでまとめましょう♪
自由研究は“完成度”よりも“自分で伝えようとしたかどうか”が大切です♪
作業中の安全対策と注意点
工作に夢中になるのはとっても良いことですが、安全面の配慮は絶対に忘れてはいけないポイントです。特にカッターやグルーガンを使うときは、大人のサポートが必要です。
安心・安全に楽しく作るために
- 刃物は必ず大人と一緒に使う
→ カッターやハサミでケガをしないように、作業中はずっとそばにいてサポートしましょう。 - 接着剤・グルーガンは火傷に注意
→ グルーガンを使う場合は高温になるので、大人が使ってあげると安心です。 - 作業場所は片付けやすいテーブルの上で
→ 床に置いて作ると、転んだり刃物が当たる危険も。新聞紙やシートを敷いて準備をしましょう。 - 使い終わった道具はすぐに片づける習慣を!
→ 自分で準備・片付けができるように、声かけしながら習慣づけていくと◎
「安全に楽しく」が自由研究の大前提です♪
実際にやってみた感想と子どもの反応
発泡スチロールを使った自由研究に実際に取り組んだお子さんや親御さんからは、「楽しかった!」「またやりたい!」という声がとても多いんです。
体験者の声
- 「初めてホットカッターを使ってドキドキしたけど、スーッと切れて気持ちよかった!」(2年生 男の子)
- 「失敗してボロボロになったけど、もう一回やってできたときに“やった!”って思えた」(1年生 女の子)
- 「家族で手伝いながらできたので、自由研究というよりイベント感覚で楽しめました」(保護者)
- 「車が走ったときの子どもの笑顔が最高でした!」(保護者)
実際に体験することで「ものづくりの楽しさ」や「工夫する力」が自然と身につきます。
そして、“自分でやった”という達成感が、子どもたちの自信につながっていくんですね♪
よくある質問とこたえ(FAQ)
まとめ:楽しく作って「できた!」を自信に
発泡スチロールは、軽くて加工がしやすく、色づけや装飾も自由自在。
小学生低学年の自由研究としては、工作の達成感+学びの要素をバランスよく取り入れられる、理想的なテーマです。
お子さんが「作りたい!」と思う気持ちを大切にしながら、安全に、そして楽しく取り組めるよう、ぜひ一緒にチャレンジしてみてください。
この記事のまとめ
- 発泡スチロールは低学年でも扱いやすい万能工作素材
- 切る・貼る・組み立てるの作業工程が、学びになる
- 車や家の模型、動物など、テーマは自由でOK!
- 写真や感想を加えることで“研究”としての完成度UP
- 安全に配慮しつつ、楽しむ気持ちを何より大切に!
子ども自身が「やってみたい」と思えるテーマに出会えると、自由研究が一気に“楽しい思い出”に変わりますよ♡